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English
日米交流シンポジウム「芸術と社会」
”Art for Humanity”
STORY

“Art for Humanity” Symposium
with Adam Gerber

Stella Adler Studio of Acting NYからAdam Gerber氏をお迎えし、5日間に渡るワークショップおよび日米交流シンポジウム「芸術と社会」において、通訳を務めさせて頂きました。

芸術に求められる社会の変革力とは。
芸術は、どのようにして社会的課題を解決し得るのか。

11名のパネリストの方にご登壇頂き、様々な視点から、芸術が担う社会での役割について熱い議論を交わしました。
NYにあるステラ・アドラー・スタジオには、Arts Justiceという部門があり、そこでは“Adler Youth"、"Summer Shakespeare"といった、学校で演劇教育を受けられない貧困に苦しむ子供達(99%がヒスパニック)に対して、無料で提供しているプログラムがあります。

また、私の中でとりわけ印象に残っているのが、"Ritual4Return"という服役を経験された方々が、トラウマや社会的偏見を乗り越えるために用意された支援プログラムです。
通訳させて頂くにあたり、ステラ・アドラー・スタジオのYouTubeチャンネルで、"Ritual4Return"について取り上げられたインタビュー映像を拝見してみたのですが、7年間、薬物依存で服役を経験された黒人の女性が「芸術を通して、自分が抱えている苦しみや罪悪感、羞恥心を受け入れ、外の世界に向けて表現する事を学べた」と語っていらした姿が、今も深く心に残っています。
多くの人の前で、自分の葛藤を表現する事で、心からの癒しを得て、人生を前に進める事ができたのだそうです。

このプログラムでは、ムーブメントやダンス、歌、詩、一人語りなど、あらゆる手法を通じて、自分を過去に縛りつけてしまっているトラウマを手放していくのだそう。

これはほんの一例ですが、芸術には人の心を癒す力があります。
また、心と身体を使って、自分を表現する力を養う事ができます。
自分自身が何者であるかを知り、本来の自分らしさを発揮できるようになれば、今度は他者を理解し、多様性を受け入れられるようにもなります。

芸術の持つ力は、無限大です。
海外では、子供の教育過程において、演劇の授業は必須科目であるのに対し、日本ではまだまだ演劇教育が根づいていません。
私自身、アメリカの中学に通っていた時は、美術や音楽同様に、芸術科目の一つとして、当たり前に演劇を選択することができました。
でも、日本の授業において演劇に触れた記憶といえば、高校生の時に「蝶々夫人」のオペラや「番長皿屋敷」の歌舞伎を観に行ったこと位です。
そしてこの二つが面白かったかというと…大概眠くてあまり記憶に残っていません。

日本の教室の配置からも分かりますが、生徒は全員「前へならえ」の状態で先生と相対し、先生が黒板を使って説明し、生徒がそれを黙々とノートに書き写す、という学習スタイルが、ずっと取られてきました。
一方でアメリカでは、4人位で大きな机を囲み、「教師対生徒」というより、「生徒対生徒」の交流を重要視しているスタイルが特徴的です。
やはり「一方的に舞台を観る」または「一方的に先生から教えを乞う」といった日本従来の伝統的なスタイルよりも、他の生徒達と対等に意見を交わしながら相互に学びを深めていくような手法は、「体験する」という意味でも、とりわけ記憶に残りやすい。

相手の目を見て、自分の言葉で自分の意見を伝える。
また、相手の言葉を聞きながら、同時に相手の表情や仕草を読み、理解し、受け入れる。
これがコミュニケーションの基本です。

日本は長らく単一民族国家であり、また「村八分」という言葉があるように「みんなと一緒」が良しとされる社会です。
これから、益々グローバル化する社会において、私達はdiversityとinclusion、即ち、多様性と「みんな違ってみんないい」という他者への寛容を学ぶ必要があります。

役を演じたり、脚本を読んでみたり。
みんなで力を合わせながら、「作品を創る」という大きな目標に向かってチームワークを深めていく。
そういったプロセスを通じて、自分への理解を深めながら自分を肯定する力を身につけ、それが、他者を理解する事へと繋がっていきます。
私自身、中高生と一緒に舞台を創ってきた経験があり、演出・演技指導にあたっていましたが、演劇教育は、今後国際社会を生き抜いていく上で、私たちの人間力を大きく広げてくれる力があると、心から思うのです。

もちろん、芸術は演劇だけではありませんが、自分が演劇界にずっと身を置いてきた体験から、演劇の持つ可能性について様々に想いを巡らせていました。

Adamとお話をしていた時、
"Students need to have access to theaters."
と何度も力説していたのが印象的でした。

日本の子供達がスポーツを体験することが身近であるように、これからの社会において、子供達が演劇に触れる機会が、もっともっと増えていきますように。
シンポジウムは、後日アーカイブ配信されるそうです。
日程が決まったらまた改めてご報告したいと思います。
どのような白熱した議論が交わされたのか、乞うご期待! どうぞお楽しみに!

2023.5.28

×
Workshop 2023 “The Art of Acting”
STORY

Workshop 2023 “The Art of Acting”
with Adam Gerber

Adamと一心同体で闘い抜いた5日間のワークショップ!!!

私が通訳する上でいつも心がけているのは「演じるように通訳する」ということ。
通訳する方の「影を演じる」つもりで、毎回臨んでいます。

自分が俳優なので、つい相手になりきってしまうのですが、この手法を取る事で相手の魂をド直球に聴き手の心に届けることができると思っています。
その人が語る言葉だけではなく、その言葉を支えるエネルギー、仕草、間合い、語り手のメンタリティも一緒に伝える。

今回嬉しかったのは「私が自分の影みたい!」と気づいてくれたこと。
「アダムが2人いるみたいだ」と思って貰えた事が最高に嬉しかったです。
未だに演技について正しく学ぶ環境が整っていない日本において、Adamのような人間愛に溢れ、私たちを取り巻く世界に対する審美眼を持つ先生を迎えられることは、本当に本当に貴重です。

ステラ・アドラーのテクニックは、1930年代末頃「演劇の父」コンスタンティン・スタニスラフスキーの教えからアメリカで枝分かれした、「想像力」を駆使して役作りをしていく演技手法の一つなのですが、私がステラの何が好きかというと、彼女のずば抜けた精神性の高さ。

ステラの名著"The Art of Acting"(「魂の演技レッスン22 輝く俳優になりなさい!」)の中でも、Class18 "Actors are Aristocrats"「俳優は精神の貴族である」というchapterが大大大好きなのです。

ありのままの自分で、舞台に立つなんておこがましい。
自分の経験を参考に演じようと思ったところで、脚本に描かれた世界は実生活よりも遥かに大きい。
自分と劇世界のギャップを埋めるためには、想像を使って自分を取り巻く環境を詳細に捉え、脚本家が意図する世界を緻密に立ち上げていく。
ここで、私の記憶に残っているAdamの言葉を繋ぎ合わせた名言をちょっとシェア。一言一言が、宝石のようです。

"Everybody wants to cry.
Everybody wants to feel.
But when we just let out emotions on stage, it's boring.
It becomes self-indulgent.
Once we start focusing on how I'm feeling, we minimize the circumstances of the play.
It ostracizes everything around you."
「私達俳優は、みんな舞台上で泣きたい。感じたい。
でも私たちが単に舞台上で感情を吐き出したところで、観る側はちっとも面白くないのです。
それでは独りよがりの演技になってしまいます。
私たちが自分に意識を向けた瞬間、脚本に描かれた世界を軽んじることになる。
周りの状況と自分を切り離すことになる。」

Always remember:
ACTION PRECEDES FEELINGS
何よりも大事なのは、「感情より行動が先に来る。」ということ。

"When you invest yourself in doing what's in front of you, the emotions will follow."
「目の前で起きる事に自分を投じれば、感情は勝手に湧き上がってくる。」
"Everything that happens on stage, we have to give it life.
We have to raise it to a higher level of understanding.
Otherwise, why would people want to go to the theater?"
「舞台上で起きる全てのことに、私たち俳優は生命を吹き込まなくてはなりません。
より深い理解レベルに引き上げなくてはなりません。
そうでなければ、観客がわざわざ劇場に足を運ぶ意味はないでしょう?」

アダムの学びに耳を傾けながら、参加者1人1人の身が引き締まり、教室全体が心を一つにする瞬間が何度もありました。
アダムから“Let's take a deep breath!"(「みんな深呼吸して!」)と声がかかるほど、みんなで息を凝らしながら俳優としての心構え、そして役作りのFoundation(基礎)を心と体に徹底的に落とし込んでいきました。

この世の真実を伝える担い手として、ステラが俳優に求める理想は、山の頂きを目指すほどに高い。
でもだからこそ、俳優の仕事は面白い。

アダムがまた日本に帰ってきてくれる日が、今から待ち遠しいです。

We love you, Adam!
Come back to Japan real soon!

2023.5.28

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Théatre Lapis 日英共同制作ミュージカル
"Galaxy Train" リーディング公演
望月風斗コンサート "SPERO"
STORY

“SPERO”
with Futo Nozomi and Ramin Karimloo

大阪公演、無事千秋楽を迎えました!

楽屋周りのお世話から、ステージ上へと送り出し、ステージ通訳に至るまで。
息つく間もないほど目まぐるしい日々でしたが、毎瞬毎瞬幸せを噛みしめていました。

今回、ラミンと風斗さんの念願の共演に、通訳という形で関わらせて頂き、本当に幸せでした。

通訳を介すと、言語の壁にお互い遠慮してしまったり、無機質になってしまったりと、なかなか深く会話できずに終わってしまうこともあるなと感じるのですが、今回のコンサートでは、あたかも通訳を介してないかのように、二人のハートを繋げたい!と思っていました。
楽屋でも、合間を見つけて少しでも多く会話できるように機会を作れたので、二人の絆も日に日に深まり、二人の楽しい会話の雰囲気がそのまま客席にも届けられたかな、と思っています。

「努力・真心・歌への真摯な姿勢」

楽屋裏では、歌い手の心得として、この3つが大切だと話して下さったのがとても印象的です。

声のトレーニングはしたことがないというエピソードには毎回驚かされますが、それでも、あの美しい歌声の後ろには並々ならぬ準備と心構えがあるのだと、ラミンに付き添っていて、改めて実感。
ステージ上でも、緊張から解き放たれるためには“Prepare, prepare, prepare.”(「準備、準備、準備」)と言っていたのを、私自身、心に深く刻みました。
今回反響がとても大きくて、まだ心が追いついていないのですが、望海風斗さんがどれだけファンの方々に愛されているのか、その愛の大きさが、ひしと伝わってきました。

ステージ上でも、楽屋裏でも、風斗さんとラミンと過ごした一瞬一瞬が、かけがえのない宝物に。
まだまだ油断のできない状況の中、劇場にて、そしてライブ配信を通して、毎公演、お客様と二人の歌声を分かち合えた奇跡に、無事完走できた奇跡に、感謝の気持ちでいっぱいです。

ラミンのゲスト出演は終わってしまいましたが、二人の姿を見ていた時にふと脳裏に浮かんだのがセットリストにも入っていた映画「カサブランカ」の最後の台詞。
“Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship."

願わくば未来永劫、風斗さんとラミンの友情が続いていきますように。
二人の合わさった歌声が、世界を大きく照らしていきますように。

私自身、大好きな演劇を通して、日本と世界を繋ぐ一端を担えるよう、より一層努力していきたいと思います。

素敵な二人を結びつけるお手伝いができて、心から幸せです。

2021.8.14

×
BLOOM
- Songs from “WELL-BEHAVED WOMEN”-
“Knocking the Third Door” 体感イベント
STORY

“Knocking the Third Door”
with Alex Banayan & Marie Kondo

「人生、ビジネス、成功。
どれもナイトクラブみたいなものだ。

常に3つのドアがある。

ファーストドア。
99%の人が並ぶ、正面入り口。

セカンドドア。
億万長者、セレブ。
選ばれた人だけが利用できる、VIP専用入り口。

でも、行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、
ドアを何百回もノックして窓を乗り越え、
キッチンをこっそり通り抜けたその先にーー
「サードドア」は必ずある。」

通訳史上、これまでにないほど命がけで取り組んだ仕事。
今回、不思議な繋がりで幸せなご縁を頂き、『サードドア 精神的資産のふやし方』(東洋経済新報社)の著者アレックス・バナヤン氏と、片付けコンサルタントとして世界で大活躍されている「こんまり」こと、近藤麻理恵さんの共演するクローズドイベント(他にも豪華なゲストが多数!)のステージ通訳を務めさせて頂きました。

逐次、同時、英→日、日→英、自由自在!
私がメモなんて取っていたら、邪魔!
お客様がアレックスのストーリーに集中できない!
マイクを持つことも考えると、メモを取るのはスッパリ諦めました。

限られた準備日数の中、穴が空くんじゃないかと思うくらい、日本語版と英語版を熟読し、失敗するのが怖くて怖くて、ステージのために作った単語帳は、気づいたら100ページを超えていました...。

拒絶されること。
失敗すること。
間違いを犯すこと。

これは、アレックスの著書に出てくる言葉ですが、彼の力強いメッセージをお客様に届ける以前に、まず、新たな挑戦に挑もうとしている自分が、自分自身の恐れと向き合わなくてはなりませんでした。

でも、本を通してアレックスの真っ直ぐな魂に触れるにつれ、「彼の言葉を、私なんかがお客様に届けられるのだろうか…」と思っていたところから「お客様に届けたい...いや、届けるんだ」と、徐々に覚悟が決まりました。

本の出版に向けてアレックスが歩んだ9年間の旅路を、生き様を、真心を込めて演じたい。
そう決意して挑んだ今回のステージが、昨日無事、大盛況のうちに幕を閉じました。

「道を外れる勇気。」

自分の進むべき道の先には、何が立ちはだかっているのか分からない。
でも「みんなと一緒」に、安住しないこと。
「常識」から、外れること。

期待された道を選ばないと、親から嫌われるかもしれない…。
失敗するかもしれない…。
拒絶されるかもしれない…。

でも、それでも一歩踏み出さずにはいられない、
自分だけの「道」。
その未知なる世界へと踏み出す小さな一歩こそが、扉を開く鍵である。

アレックスは、そう私たちに訴えかけます。

世界の著名人たちは、皆が共通して“Fearless(怖いもの知らず)”なのかと思っていたけれど“Fearless(怖いもの知らず)”なのではなく、彼らは“Courageous(勇敢)”であったということ。
“Fearlessness”と“Courage”は、似てるようで、ニュアンスが微妙に違う。

「怖いもの知らず」とは、後先のことを考えずに、例えば崖から飛び降りるようなことを言うが、「勇敢」とは、自分の恐れを認めた上で、それでも尚、前進することだ。

どんな著名人にも、恐れは、ある。
でもそれはキャリアの足がかりをつかむ前だけでなく、キャリアをスタートさせたその先も、ずっと、永遠に、続いていくものなのだと。

成功するためのノウハウをどんなに知っていても、人生に行き詰まることはある。
でも、私たち一人一人が、内なる可能性を信じることができれば、人生は必ず、変わる。

自分の内側にある恐れと向き合い、歓迎し、前に進む勇気を持った人が、サードドアを開くことができるのだ。

突如、私の目の前に現れた「サードドア」。

通訳の仕事は、私にとってのサードドアです。

サードドアを抜けたその先に、どんな広い世界が待ち受けているのか、目の前のお仕事一つ一つと真摯に向き合いながら、夢の続きを叶えていきたいと思いました。
役者、演出、通訳。
今後もどの立場に立とうと、”Storyteller”でありたいと思います。

今一歩前に踏み出すことを躊躇してる誰かに、アレックスの力強いメッセージが届きますように。

イベントに携わった、すべての方々に感謝を込めて。

ご興味のある方は、ぜひお手に取ってみてください!

『サードドア 精神的資産のふやし方』(東洋経済新報社)
サードドア The Third Door|東洋経済

2019.12.2

×
「ららら♪クラシックコンサート」 Vol.6
「ミュージカル特集」~舞台と映画のラララな世界~
STORY

「ららら♪クラシックコンサート」 Vol.6「ミュージカル特集」~舞台と映画のラララな世界~
with Ms. Marisha Wallace

「ららら♪クラシックコンサート」無事閉幕!

コンサート中、マリーシャの圧巻な歌声に何度もショーストップが起き、興奮冷めやらない一日となりました。

"Keep believing in yourself no matter what."

「私はノースカロライナ州の貧しい環境で育ち、自分がまさかこんな風に、東京で大勢のお客様を前に歌うことになるなんて、想像すらしたことがなかった。 でも、自分は歌が大好きな家族の中で育ち、5歳から歌うことを愛している。
歌の道に進む覚悟が決まったのは大学の時で、決して早くはなかったけれど、自分が誰よりも自分の味方になって、何が起ころうと、自分の才能を信じ、闘い続けた。
今は撒いてきた種がようやく実を結び、収穫の時期を迎えている感じなの。
夢を見ているみたいよ!!!」

と、涙ぐみながらも、キラキラな笑顔で語ってくれたマリーシャ。

歌声を聴きながら涙しているたくさんのお客様を前にして、マリーシャと楽屋で、こんなことも話していました。
今目の前でどんなに笑っていても、心の中で苦しみや悲しみを抱えている人たちがいる。
本当はその人が、どれだけ葛藤しているのか、目に見えることだけが真実ではない。

でも、歌には、たった3分程の1曲の中に、人の心を癒す力が秘められている。
だから、私は歌い続けるんだ、と。

ステージ裏はバタバタでしたが、弾けるようなキュートな笑顔で、キャストもスタッフも照らし続けてくれたマリーシャ。
そんな彼女は、来年6月から、ウェストエンドの『ヘアスプレー』に、モーターマウス役で出演するとのこと!
観に行きたいなぁ。
マリーシャの快進撃が益々楽しみです!

Dearest Marisha, please do remember that you always have a home in Japan. Definitely come back soon!!!

2019.10.27

×
「ウエスト・サイド・ストーリー」Season 1
「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー アナザーステージ THE GREATEST HITS FROM ABBA」
STORY

“Musical Meets Symphony Another Stage 〜The Greatest Hits from ABBA〜”
with Peter Jöback and Gunilla Backman

無事終幕!!!

Sending all my heart to Peter and Gunilla from Sweden who brought so many smiles to the Japanese audience.

リハが始まってから、あっという間の千秋楽でした!
毎公演、お客様は総立ち!
ミュージカル「マンマ・ミーア!」のエンディングさながら、みんな一体となってABBAの曲を歌って踊る♪
客席だけではなく、舞台裏のスタッフも歌って踊る♪
みんなノリノリ♪

「音楽には、人を笑顔にする力がある」

ABBAの楽曲を通して、みんなで人生を賛歌するような最高に素敵なコンサートになりました!

ここからは、2人の側にいたからこそシェアできる”Backstage story”を、一部ご紹介したいと思います。

今回は、ピーターとグニラの通訳、パンフにある2人の対談ページの翻訳・校正、そして、通訳の立場を超えて、演出の方面にまで携わらせて頂くことができ、学びの多い充実した時間を過ごすことができました。

コンサートがABBAの楽曲で殆ど構成されているなか、メンバーのビョルンとベニーが制作を手がけたミュージカル「チェス」と「クリスティーナ」からの楽曲も披露。

特に、この「クリスティーナ」(1995年初演)は、日本未上陸の作品なのですが、“Gold Can Turn to Sand”は、ピーターの歌手としてのキャリアを拓いた、ピーター自身にとって、とても思い入れの深い歌。

なかなか、MCの時間をゆっくり取れず制約があるなか、「この曲の背景をお客様に伝えたい」
というピーターの強い想いを汲み取り、作品の内容を殆ど知らないであろう日本のお客様に、曲の物語を伝える構成にできたことが、個人的にとても良かったなと思っています。

(“Gold Can Turn to Sand” - 19世紀末、金鉱を掘り当てようと、スウェーデンからアメリカを目指している道半ば、砂漠で亡くなった親友について、ピーター演じるロバートが恋人クリスティーナに語り聞かせる、という内容のナンバー。
スウェーデン語の“Gold Can Turn to Sand”: https://youtu.be/e2tdBKFKOrU)

今回、2人をお迎えするにあたって、ステージ上のサポートはもちろん、オフの時間にどのようなコミュニケーションをとるのか、その内容に一番こだわっていました。
「どこを観光した?」「日本食は何が好き?」など、ありきたりな会話で終わらないようにすること。そのために、2人が何を大切にしていて、どんな価値観を軸に生きているのか、2人が辿ってきた人生に、事前に出来るだけ触れるようにしていました。

ピーターの楽屋にいた時、とても印象深い話をしました。
今回、ピーターの新作アルバム“HUMANOLOGY”の先行販売があったのですが、ここに “The Mask”という曲が入っています。
(“The Mask”: Peter Jöback - https://youtu.be/_oHQcAKt2vg

曲の中に、こんな歌詞が出てきます。

“Nobody knows the man I hold inside
I play the part and wear a mask to hide
And it took me time to pull the monster from the man.”

ピーターは、ブロードウェイとウエストエンドの両方で、ファントムを演じているのですが、まさしく「オペラ座の怪人」の「仮面」を彷彿させるような内容。
曲のMVも見ていた私は、この歌詞は「オペラ座の怪人」に出演した経験から着想を得たのか?と聞いてみました。

すると、意外にも答えは”No”。

これは、自分自身についての物語であると語ってくれました。
自分は、機能不全の家族に育ち、ゲイであることも隠し、自分の人生を長く恥じていた。
でも数年前に仮面を外し「ありのままの自分」を隠さず、世にカミングアウトすることで、本当の人生を生き始めることができたのだ、と。

この地球上に住んでいる私たちは、多かれ少なかれ仮面を被って生きています。
今の社会を「ありのままの自分」で生きるのは、とても難しい。
そのような状況において、アーティストには、人前で、自分の仮面を外す役目があります。
アーティストが、板の上で、スクリーンの中で、心の奥底を曝け出して、命を輝かせる姿を見せることで、観客席にいる誰かが、自分も人生で向き合っている困難を乗り越えてみようと、一歩踏み出す勇気を貰える。

ピーターが舞台上で放つ強烈な光は、人生の大きな困難を乗り越えたからこその光なのだと、彼がなぜスターなのか、彼の強い魂に触れ、心が震えました。

アルバムのサイン会でも、ずっとピーターの側についていたのですが、お客様のピーターへの感謝の気持ちを一言も落とさずピーターに伝えようと、毎回その責任の大きさに、身の引き締まる想いでした。

今、私の目の前に現れる景色、新たな出会い、そして再会は、私を進むべき道へと導いてくれる大切な道しるべ、神様からのギフトだなと感じています。

お芝居を追求する情熱。

グニラにも、

「やり続けなさい!自分の心の声にyes!ってどれだけの人が言えるの?」

と、背中を押してもらい、またまた泣きそうに。
私も多くの人に生きる勇気を届けられるような表現者として、成長し続けていきたいです。

スウェーデン版の「マンマ・ミーア!」でドナ役を演じたグニラは、本当に太陽みたいに温かくて、最高にカッコいい女性です。
彼女の歌う “The Winner Takes It All”は、まさにドナ!圧巻の一言!!!

ドナ役を勝ち取るために、何度もオーディションを繰り返し、最後のコールバックで、ベニー・アンダーソンから直接「楽しい仕事やりたくない?」と電話がかかってきたというエピソードには、毎回客席も湧いていました。
そして、なんと!ドナ役として2年半にわたって務めた公演回数は、555回!!!
ミラクルすぎる!!!
(スウェーデン語の “The Winner Takes It All”: https://youtu.be/Kc8XrZ5Mc9c)

映画「マンマ・ミーア!」のプレミアでは、メリル・ストリープに会い、2人で盛り上がったというお話も聞かせてくれました。

2人と過ごした一瞬一瞬が、愛おしいです。

今回が初来日だったグニラにも、そして今回が4度目のピーターにも、ぜひまた日本に戻ってきてほしいなと思います。

2人のスウェーデンのスターと、日本のお客様の橋渡しが上手くできたことを信じて。

底抜けに明るいABBAの世界と、まだまだお別れしたくないという気持ちを残しながら、私は、次の現場に入っています。

2019.7.29

×
「ザ・グレイテスト・ミュージカル・コンサート」 
STORY

“The Greatest Musical Concert”
with Ms. Ruthie Henshall

無事閉幕!

幸せすぎるご縁を頂いて、ウエストエンドのスターMs. Ruthie Henshall(ルーシー・ヘンシャル)の専属通訳を務めさせて頂きました。

「シー・ラヴズ・ミー」のアマリア役でローレンス・オリヴィエ賞を受賞。
「シカゴ」ではなんと、ロキシー、ヴェルマ、ママ・モートン主要3役全てを演じ切り、
他にも「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生など、演じた役は数知れず。
そしてなにより、私自身擦り切れるほどDVDで見た、レミゼ10周年記念コンサートにて、伝説のファンティーヌを歌われたイギリスのミュージカル女優さんです。

稽古場入りから、ヘアメイク、衣装の準備、そして、彼女が舞台上に足を踏み入れ、幕が降りる最後の瞬間までを寄り添い、全力でサポートさせて頂きました。

役者としての心得、スターとしての葛藤、過去に出演した作品の思い出、イギリス現在の演劇界事情など、二人でたくさん色々な話を交わし、濃密な4日間を過ごさせて頂きました。

"Follow your heart, focus, continue to work hard and do what you need to do to reach the goal.
Never settle for anything.
You have a bright future ahead, darling."

どんな試練が降りかかろうと、行く手を阻むものがあろうと、回り道をしようと、夢があるなら諦めてはダメ。
やるべきことを積み重ねていけば必ずゴールに辿り着ける。

舞台袖でギュッと手を握り締めてくれて、Ruthieが何度も何度も私に伝えてくれた言葉は、一生の宝物です。

今回心がけたことは、
1.Ruthieと出演者・スタッフ間のコミュニケーションでエネルギーを絶対に落とさない
2.Ruthieの感情を、新鮮な状態で丸ごと伝える

役者として表舞台に立つことも、裏に回って全力で出演者を輝かせることも好き。
言葉では言い表せないほど、お芝居が、歌が、舞台が大好きです。

今回通訳として携わらせて頂き、舞台がいかに、裏方にいる多くのスタッフの尽力に支えられているのかを改めて肌で感じることができ、身の引き締まる思いでした。

これから益々日本の舞台芸術が発展していくように、また海外との交流が活性化していくように、私も全力を尽くして、やるべきことを一歩一歩、着実に積み重ねていきたいと決意を新たに。

才能溢れるキャストのみなさん、スタッフのみなさんの熱い想いが見事結実した、愛溢れる素晴らしいコンサートでした。

これからも、新たな挑戦に果敢に向き合っていきたいと思います。

2018.10.22

×
「漫画誕生」
第31回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門
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